陰険
「陰険な人」などのように使う「陰険(いんけん)」という言葉。
何となく悪い意味だと分かっても、はっきりと説明できる方は意外に少ないかもしれません。
どこの世界にも「陰険な人」はいるものです。
「陰険」の意味を知り、自分が「陰険な人」にならないように気をつけましょう。
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陰険の意味
陰険(いんけん)は「表面は良く見せて、心の中では悪意を隠しているさま」「陰で悪いことをするさま」という意味の言葉です。
例えば、普段は仲良くしている友人を、陰で悪く言うような様子を「陰険」といい、そのようなことをする人を「陰険な人」といいます。
「陰険な人」は、表では良い人そうに見えるところが質が悪いと言えます。
また、この他に「陰険」には「意地悪そうに見えるさま」という意味もあります。
これは、見るからに意地悪そうということですが、それは外見だけで実際には悪い人ではないということもあります。
「陰険」は「表面上はよく見えるが、内面に悪意を隠している」という意味と「見るからに意地悪そう」という意味の2つがあると理解しておきましょう。
陰険の類語
陰険の類語には次のような言葉があります。
- 狡猾(こうかつ):悪賢く、ずるいこと。
- 陰湿(いんしつ):陰気で、晴れやかでないこと。
- 卑劣(ひれつ):正々堂々としていないこと。
- 腹黒い(はらぐろい):陰険で、悪事をたくらむ性質がある。
- 偽善者(ぎぜんしゃ):偽善を行う人。
陰険の使い方
- 人当たりがよさそうに見えるが、実は陰険な男。
- 陰険極まるやり方で出世した同僚。
- 陰険な目つきの嫌な上司と毎日顔を合わせなければならない。
などのように使います。
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