隠居
「御隠居様」や「隠居生活」などのように使う「隠居」という言葉。
「いんきょ」と読みます。
「隠居」は、何となく意味はわかっても、正確に説明できる方は少ないかもしれません。
この記事では「隠居」の意味や類語についてご紹介していきます。
「隠居」の意味を知り、適切に使えるようにしておきましょう。
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隠居の意味
隠居(いんきょ)は「仕事などをやめて、のんびりと暮らすこと」という意味の言葉です。
「のんびりと穏やかに暮らすこと」が「隠居」であり、生計のための仕事はしないため、ある程度のお金がないと隠居はできません。
そのため、年を取ってお金が貯まったころに隠居するのが普通ですが、若くして隠居することもあります。
「御隠居様(ごいんきょさま)」は「隠居している人」という意味の言葉で、若い人を言うこともありますが、特にお年寄りを指すことが多いです。
「隠」は「かくれる」、「居」は「住む」という意味を持つ漢字であり、「隠居」には字の通り「俗世を離れ、山などに隠れ住むこと」という意味もありますが、前述のように「仕事をやめてのんびり暮らすこと」という意味で使うことが多いです。
隠居の類語
隠居の類語には次のような言葉があります。
- 引退(いんたい):現役から退くこと。
- 退職(たいしょく):勤めている会社をやめること。
- リタイア:引退すること。
- 御爺様(おじいさま):老年の男性を敬っていう語。
隠居の使い方
- 家業を息子に譲って隠居する。
- 若いうちにリタイアして、隠居生活を送るつもりである。
- 近所の御隠居様が体調を崩したらしい。
などのように使います。
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