曖昧
「曖昧な返事」など、あまり良い意味では使われない「曖昧」という言葉。
「あいまい」と読みます。
「昧」は「味(あじ)」と似ていて紛らわしいですが、違う漢字です。
この記事では「曖昧」の意味や使い方のほか、類語や対義語についてもご紹介します。
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曖昧の意味
曖昧は「物事や態度がはっきりしないさま」という意味の言葉です。
「曖昧」は、明治・大正期に「風紀上、いかがわしいさま」という意味で使われていたため、現在でも「怪しい・いかがわしい」というニュアンスを含むことが多く、あまり良い意味では使いません。
漢字を見ると「曖」も「昧」も「うすぐらい」という意味を持ちます。
うすぐらいと物がはっきり見えないところから「曖昧」で「はっきりしないさま」という熟語になったとされています。
「曖昧模糊(あいまいもこ)」は「はっきりしないさま」を意味する四字熟語です。
「曖昧」も「模糊」もどちらも「はっきりしないさま」という意味の二字熟語。
「曖昧模糊」は同じ意味の言葉を重ねた四字熟語であり、「はっきりしないさま」という意味を強めています。
曖昧の類語
曖昧の類語には次のような言葉があります。
- 有耶無耶(うやむや):いいかげんなさま。はっきりしないさま。
- あやふや:不確かで、はっきりしないさま。
- 不明瞭(ふめいりょう):はっきりしないこと。
- 空漠(くうばく):漠然としてとらえどころがないさま。
- 多義的(たぎてき):多くの意味に解釈できるさま。
- 朧(おぼろ):姿形がかすんで、はっきりしないさま。
曖昧の対義語
曖昧の対義語には次のような言葉があります。
- 明確(めいかく):はっきりしていて間違いがないこと。
- 明瞭(めいりょう):はっきりしていること。
曖昧の使い方
- 曖昧な態度で煮え切らない男。
- 境界線が曖昧でよくわからない。
- 記憶が曖昧模糊としており、はっきりしない。
というように使います。
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