忍びない
「忍びない(しのびない)」はたまに耳にする言葉ですが、その意味をご存じでしょうか?
簡単な意味の言葉ですが、使い方が少し難しいかもしれません。
この記事では「忍びない」の意味や使い方について分かりやすく解説していきます。
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忍びないの意味とは
忍びない(しのびない)は「我慢できない」や「耐えられない」という意味の言葉です。
「忍ぶ」は「我慢する」や「耐える」を意味する言葉で、これに「否定」を意味する「ない」がくっついて「我慢できない」や「耐えられない」という意味になっています。
「忍びない」には「気の毒」や「気が引ける」というニュアンスが含まれます。
そのような状況でなければ使えないので注意しましょう。
例えば、「ダイエットしていたけれど忍びなくてケーキを食べてしまった」というようには使えません。
この場合も「我慢できなくて」という意味ですが、「気の毒」や「気が引ける」というニュアンスは含まれていません。
このような使い方は誤用です。
正しい使い方は以下の通り。
忍びないの使い方
- せっかく作ってくれたケーキを残すのは忍びないので、無理して食べた。
- 仕事をクビになった同僚の姿は、あまりに気の毒で見るに忍びない。
- とても不幸な身の上話で、聞くに忍びなかった。
- 思い出の品なので、捨てるに忍びない。
などのように使います。
多くは「~に忍びない」という形で使われますが、「忍びなくて~」や「忍びないので~」などのようにも使えます。
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