色眼鏡
「色眼鏡をかける」や「色眼鏡で見る」などのように使う「色眼鏡」という言葉。
読み方は「いろめがね」です。
「色眼鏡」は元々の意味よりも、比喩的な用法で使うことが多い言葉です。
「色眼鏡」とはどのような意味の言葉なのでしょうか?
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色眼鏡の意味
色眼鏡は「色付きレンズのメガネ」という意味の言葉です。
黒色レンズのサングラスが有名ですが、他にも茶色や青など様々な色のレンズのものがあります。
色付きレンズのメガネを通して見ると、ものが実際よりもレンズの色に近い色合いで見えることから転じて、色眼鏡は「先入観にとらわれた物事の見方(=偏見)」という意味で比喩的に使われます。
色眼鏡の具体例
例えば「独身の人は不幸である」というのは偏見であり、色眼鏡をかけた見方といえます。
実際には生涯独身でも幸せな生活を送っている方は大勢いますが、結婚=幸せ、独身=不幸、という先入観にとらわれていると、独身の人は皆不幸に見えてしまいます。
このように先入観のせいで実際とは異なる見え方になることを、色付きレンズを通した見え方に喩えて「色眼鏡で見る」などと言います。
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色眼鏡の類語
色眼鏡の類語には次のような言葉があります。
- 偏見(へんけん):偏った見方
- バイアス:偏見。先入観。
- レッテル:あることについての断定的な評価。
- フィルター:判断のもとになる心情や観点。
- 思い込み(おもいこみ):深く信じ込むこと。
色眼鏡の使い方
- 黒い色眼鏡をかけた怪しい男。
- 私が芸能人だというだけで、色眼鏡で見られてしまう。
- 色眼鏡をかけた状態では、正しい判断はできないだろう。
などのように使います。
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