いなたい
関東ではほとんど耳にしませんが、関西では割と耳にする「いなたい」という言葉。
元々は悪い意味の言葉ではありませんが、現在では色々な意味で使われているようです。
「いなたい」とは、どのような意味の言葉でしょうか?
この記事では「いなたい」の意味や語源についてご紹介していきます。
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いなたいの意味
「いなたい」は、「田舎臭い」や「素朴な」や「ダサい」などを意味する俗語です。
「いなたい」は、もともと関西の音楽業界で使われていた言葉で「田舎臭いけど、どこか格好良い」や「上手くないけど、味わいがある」などの意味で、一種の誉め言葉として使われていました。
転じて、音楽関係以外のお店や洋服などについても同じような意味で言うようになり、悪い意味は持ちませんでした。
しかしさらに転じて、現在では「ダサい」などの悪い意味で使われるようになり、「くだらない」という意味も生じているようです。
「いなたい」は正式な言葉ではなく俗語なので、意味が変化するスピードも速いと考えられます。
今後も新たな意味が生じる可能性が高そうですね。
いなたいの語源
「いなたい」の語源については二つの説があります。
一つ目は「田舎」に「い」を付けて形容詞化し、音が変化して「いなたい」になったとする説。
二つ目は「田舎」と「野暮ったい」を組み合わせた合成語とする説です。
もともと「いなたい」は悪い意味ではなく、「野暮ったい」は悪い意味の言葉なので、語源としては一つ目の「田舎」を形容詞化したとする説が有力とされています。
いなたいの使い方
- いなたいデザインのポロシャツ。
- 行きつけのいなたい居酒屋で一杯やる。
- いなたい曲を作るミュージシャン。
などのように使います。
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