逸話
「いろいろな逸話や噂がある人物」などのように使う「逸話」という言葉。
「いつわ」と読みます。
「逸話」は元々の意味とは異なる意味で使われたり、「エピソード」と区別しにくいため、混乱しやすいかもしれません。
そこでこの記事では、「逸話」の意味や使い方のほか、エピソードとの違いについて解説していきます。
「逸話」の正しい意味を知り、「エピソード」と区別するようにしましょう。
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逸話の意味
逸話(いつわ)は「世間にあまり知られていない興味深い話」という意味の言葉です。
「逸」は「かくれる」や「うしなう」という意味を持つ漢字であるため、本来「逸話」は「世間に知られていない」という意味を持ちます。
ただし最近では、単純に「興味深い話」や「面白い話」という意味で使われたり、逆に「有名な面白い話」という意味で使われることも多くなってきています。
年代によっては本来の意味で使う方が少数になってきているので、誤用とは言い切れない面もありますが、本来の意味とは異なることは留意しておいた方が良いでしょう。
似た言葉の「エピソード」との違いについては下記をご覧ください。
逸話とエピソードの違い
エピソードは「本筋とは関係のない、短くて興味深い話(=挿話)」 や「逸話」を意味するカタカナ語です。
「エピソード」は「逸話」と同じ意味を持ちますが、ほかにも「挿話(そうわ)」という意味を持つため、「逸話」よりも意味が広くなっています。
また、「エピソード」は「体験談」というような意味で使うこともあります。
詳しくは「エピソードの意味をわかりやすく」をご覧ください。
逸話の使い方
- 数々の逸話が残る歴史上の人物。
- 真面目そうに見える男だが、実は奇行に走った逸話がある。
- 有名な作家の逸話集を出版する。
などのように使います。
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