「非常識も甚だしい」というように使う「甚だしい(はなはだしい)」という言葉。
ちょっと難しそうな言葉ですが、意味は簡単です。
「甚だ」だけだと使う対象が変わるので混乱しないようにしましょう。
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「甚だしい」と「甚だ」
甚だしい(はなはだしい)は「普通の度合いをはるかに超えている」という意味の言葉です。
「過度(かど)」と簡単に理解するとわかりやすいです。
「甚だしい」は望ましくないことに対して使います。
「残念なこと甚だしい」とは言えますが、「満足なこと甚だしい」とは言えません。
「甚だ(はなはだ)」という場合は望ましいことと望ましくないことの両方に使えます。
「甚だ残念」と「甚だ満足」のどちらでも使えます。
「甚だ○○」と使うことが多いです。
「甚だしい」は形容詞、「甚だ」は副詞で、どちらも「普通の度合いをはるかに超えている」という意味ですが、「甚だしい」は「過度」、「甚だ」は「非常に」と理解するとわかりやすいです。
「甚だしい」と「甚だ」の語原
もともと「極端」を意味する「甚(はだ)」という言葉があり、これを重ね合わせた「甚甚(はだはだ)」が変化して「はなはだ」になったとされています。
「甚だしい」と「甚だ」の使い方
- 甚だしい疲労を感じる。
- 首相の名前も言えないとは、無知も甚だしい。
- バスが廃止になり、甚だ不便である。
- この包丁は甚だよく切れる。
というように使います。
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