ニュースやビジネスなどでよく使われる「折衝(せっしょう)」という言葉。
難しそうな言葉ですが、重要な意味の言葉なので、しっかりと理解しておきましょう。
ここでは「折衝」の意味についてわかりやすく解説していきます。
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折衝の意味
折衝(せっしょう)は「利害が一致しない相手と駆け引きすること」という意味の言葉です。
相手の出方や状況に応じて自分の出方を加減し、自分に有利になるようにことを運ぶことを「折衝」といいます。
折衝は利害関係の一致しない国家間や組織間などの駆け引きに対して使います。
折衝はもともと中国の故事がもとになっている言葉で、「敵が衝(つ)いてくる矛を折ること」を意味していました。
折衝が現在の意味で使われるようになったのは明治以降のようです。
ちなみに似た言葉の「交渉(こうしょう)」は「相手と話し合うこと」を意味します。
「交渉」は「折衝」と比べると意味の広い言葉で、国家間や組織間だけでなく、個人間の話し合いなどに対しても使います。
折衝の使い方
- 他部署と折衝して話をまとめる。
- 厚生労働省と折衝を重ねる。
- 組合との折衝の結果、投票を行うことになった。
というように使います。
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