「純真無垢」や「無垢材」など、いろいろな場面で使われる「無垢(むく)」という言葉。
複数の意味があるので混乱しないようにしましょう。
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無垢の意味
無垢(むく)には主に2つの意味があります。
1つ目は「けがれがなく清らかなこと」という意味です。
この意味では「無垢な子共」や「無垢な瞳」というように人に対して使うことが多いです。
2つ目は「混じりけがないこと」という意味です。
この意味では「無垢材」や「金無垢」などのように物に対して使います。
「無垢材」は「混じりけがない木材や金属材料」、「金無垢」は「純金」を意味します。
無垢はもともと仏教用語で「煩悩(ぼんのう)がなく清らかなこと」を意味する言葉です。
これが転じて現在の意味で使われるようになりました。
無垢材の意味
混じりけのない木材や金属材料を「無垢材(むくざい)」といいます。
木の無垢材は「丸太などの原木から必要な形状を切り出した木材」を意味します。
切り貼りせずにそのまま使うため、接着剤などの化学物質を含まず、自然のままの風合いがあります。
断熱性が高く、湿度の調節も行ってくれるので、木の無垢材は「自然のエアコン」とも呼ばれるほど、資材として優れています。
反面、コストが高く、ピンキリですが合板(ごうはん)の2倍以上するものもあります。
金属の無垢材は厳密には「全く混じりけがない金属材料」を意味しますが、実際には混ぜ物が含まれていても「無垢」や「無垢材」といいます。
「金無垢」であれば本来は「24金」を意味しますが、「18金」や「金メッキで無いもの」という軽い意味で使うことも多いです。
無垢の使い方
- 無垢な少女と出会う。
- 純真無垢な心を持った男。
- 無垢材のテーブルを購入した。
- 24金だと思っていた金無垢の時計が18金だった。
というように使います。
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