「知見を得る」や「科学的知見」というように使う「知見(ちけん)」という言葉。
よく似た言葉に「知識」がありますが、意味が異なるので使い分けるようにしましょう。
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知見の意味
知見(ちけん)は「実際に見聞きして得た知識」という意味の言葉です。
漢字も「見て知る」となっています。
本やインターネットで調べてわかるような、実際に見聞きしないで得る知識については「知見」とは言いません。
その場合は「知識」と表現しましょう。
また、知見には「見解」という意味がある点も「知識」との違いです。
見解は「ものの見方や考え方」という意味の言葉。
「知見を異にする」で「ものの見方や考え方が異なる」という意味になります。
「知見」は仏教用語として「正しい認識」という意味でも使われており、「如実知見(にょじつちけん)=現実をありのままに見抜くこと」という四字熟語などがあります。
知見の使い方
- 実験によって多くの知見が得られた。
- 最新の知見に基づいて判断することが重要である。
- 科学的知見を活用して暮らしを豊かにする。
というように使います。
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