他山の石の意味とは?

知らずに使って失礼になるかもしれない「他山の石」という言葉。
特に若い世代では過半数が誤用している言葉なので、間違えて目上の方などに使わないようにしましょう。

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他山の石の意味

他山の石(たざんのいし)は「他人の失敗やつまらない言行も自分の言行の参考になること」という意味の言葉です。
他人の失敗から学び、自分に活かせるということです。

この言葉は「他山の石以(もっ)て玉を攻(おさ)むべし」という中国の古い言葉が由来になっています。
「他山」は「よその山」、「石」は「質の悪い石」を意味しており、「玉」は「宝石」、「攻む」は「磨く」を意味しています。
訳すと「よその山の質の悪い石も、自分の宝石を磨く材料になる」という意味になります。

これが転じて「他人の失敗やつまらない言行も自分の言行の参考になること」という意味で使われています。

誤用について

他山の石は「他人の良いところを自分の参考にする」と誤用する人が多いです。

特に若い人に多く、例えば「部長の仕事ぶりを他山の石として頑張ります!」などと言おうものなら、たぶん怒られます。
これでは「部長のくだらない仕事ぶりを自分は真似ないように頑張ります」というような意味になってしまいます。

「他山の石」はあくまでも「他人の失敗やつまらない言行」を反面教師にする言葉だと理解しておきましょう。

他山の石の使い方

  • 友人の失敗を他山の石とする。
  • ライバル企業の不祥事を他山の石として今後に活かす。
  • 駄文だが他山の石くらいにはなるかもしれない。

というように使います。

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