ビジネスシーンで使うことが多い「承知(しょうち)」という言葉。
似た意味の言葉も多いので、適切に使えるようにしておきましょう。
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承知の意味
承知(しょうち)には3つの意味があります。
1つ目は「事情などを知ること」という意味。
「百も承知だ」というような場合はこの意味です。
2つ目は「許すこと」という意味。
この意味では打消しの語を伴って使うことが多く、「承知しない」で「許さない」という意味になります。
3つ目は「相手の要求などを聞き入れること」という意味。
ビジネスシーンではこの意味で使うことが多く、似た言葉も多いので使い分けに悩むことがあります。
ビジネスシーンで「承知」と使い分けに迷う言葉には「了解」があります。
「了解」は「事情などを理解して承認すること」という意味の言葉で、「承知」の3つ目の意味とほとんど同じです。
ただし、使い分けには注意が必要で「了解しました」は丁寧語ですが、目上の方に使うのはあまり適さない言葉です。
「承知しました」は謙譲語で「了解しました」よりも丁寧な言い方です。
さらに丁寧な言い方は「かしこまりました」になります。
取引先など、目上の方に使う場合は「了解しました」は避け、「承知しました」や「かしこまりました」を使うと良いでしょう。
承知の使い方
<事情などを知ることという意味>
- 困難であることは十分に承知している。
- ご承知の通り、新事業を立ち上げることになりました。
<許すことという意味>
- 次からは承知しないぞ。
- なかなか承知してくれない。
<相手の要求などを聞き入れることという意味>
- 確かに承知しました。
- 例の件、承知いたしました。
というように使います。
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