日本人の美徳である「謙遜(けんそん)」。
やりすぎると美徳ではなくなるのが難しいところです。
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謙遜の意味
謙遜(けんそん)は「控えめに振る舞うこと・そのさま」という意味の言葉です。
「謙」も「遜」も「へりくだる」という意味を持ちます。
「へりくだる」は「相手を敬い、自分を控えめにする」という意味の言葉。
自分の能力などをおごらず、控えめに振る舞うことが「謙遜」です。
「謙遜」は美徳ですが、似た意味の言葉の「卑下(ひげ)」は美徳にはならないので注意が必要です。
「卑下」は「自分を卑しめること」という意味の言葉。
「卑」は「軽蔑する・さげすむ」という意味を持ちます。
また、「謙遜」と非常によく似た「謙虚(けんきょ)」は「控えめでつつましいこと」という意味の言葉です。
2つはほとんど同じ意味ですが、一般的には「謙遜する」、「謙虚な~・謙虚に~」と使うことが多いのが異なる点です。
ただし、「謙虚する」とは言いませんが、「謙遜な~」という使い方はできます。
小説などでは「謙遜な態度」や「謙遜な人」という言い回しもよく目にします。
謙遜の使い方
- 彼は傲慢で、謙遜するような男ではない。
- 謙遜した態度をとる。
- 彼は謙遜な人で皆から好かれている。
というように使います。
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