漢字が紛らわしい「烏合の衆(うごうのしゅう)」という言葉。
使われているのは「鳥(トリ)」ではなく、「烏(カラス)」という漢字です。
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烏合の衆の意味
烏合の衆(うごうのしゅう)は「規律も統一もなく寄り集まった群衆や軍勢」という意味の言葉です。
ただ集まっただけのまとまりがない人の集団を「烏合の衆」といいます。
「烏合の衆」はあくまでも「人」を「カラス」に喩えた言葉なので、人の集まりに対して使う言葉です。
「烏(カラス)」は渡り鳥のように編隊を組んで飛ぶことがなく、バラバラに行動する印象が強い鳥なので、喩えに使われています。
漢字をみると「烏」は「カラス」、「合」は「複数が一緒になる」、「衆」は「多くの人」という意味をもちます。
全て合わせると「カラスが集まったような人の集団」、つまり「規律も統一もなく寄り集まった群衆や軍勢」という意味になります。
烏合の衆の使い方
- 急遽集めた人員は烏合の衆でしかなかった。
- 数は多いが烏合の衆に過ぎない。
- 寄せ集めの烏合の衆で戦に臨む。
というように使います。
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