本末転倒
よく聞く四字熟語の「本末転倒(ほんまつてんとう)」。
「本末転倒した考え方」などのように使いますが、その意味をご存じでしょうか?
この記事では「本末転倒」の意味や使い方について解説していきます。
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本末転倒の意味
本末転倒(ほんまつてんとう)は「物事の重要な部分と些細な部分を取り違えること」や「物事の目的と手段を取り違えること」という意味の言葉です。
例えば、学生が学費を稼ぐためのアルバイトに力を入れるあまり、学業がおろそかになってしまうことなどが「本末転倒」です。
学生は学業を行うことが目的であり重要なのであって、アルバイトはそのためのお金を稼ぐ手段ですが、これを取り違え、逆転してしまっているため「本末転倒」になります。
本末転倒の語源
「本末転倒」の「本」は「本山(ほんざん)」、「末」は「末寺(まつじ)」を意味します。
「本山」は「末寺を統轄する本寺(ほんじ)」、「末寺」は「本山に従属する寺」のことで、これが鎌倉時代に逆転(=転倒)してしまったことが「本末転倒」の語源とされています。
本末転倒の使い方
- お金のために働きすぎて体を壊すのは本末転倒である。
- 本末転倒もはなはだしい。
- 彼の考えは本末転倒もいいところだ。
というように使います。
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