「早春の候(そうしゅんのこう」や「申候(もうしそうろう)」というように使う「候」という言葉。
古風なイメージの言葉ですが、どのような意味でしょうか。
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候の意味
候は「こう」と読む場合は「兆し」、「そうろう」と読む場合は「です・ます」を意味する言葉です。
「早春の候」は手紙の挨拶などに使われる言葉で「早春の兆し」つまり「春の兆しが感じられる季節になりましたね」というような意味になります。
「候」は「天候」や「気候」などの熟語でも「天気や季節の兆し」という意味で使われています。
「~にて候」や「申候」という場合は「~です・~ます」という意味になります。
「申候」で「申します」という意味になります。
ちなみに「御座候(ござそうろう)」は「候」よりもさらに丁寧な言い方で、「~でございます」という意味です。
候の意味
<兆しという意味>
- 穏やかな気候。
- 拝啓、春暖の候(しゅんだんのこう)、いかがお過ごしでしょうか。
<です・ますという意味>
- 仏法は無我にて候。
- この者は我が友にて御座候。
というように使います。
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