一見すると誉め言葉なのに、悪い意味で使われることが多い「八方美人(はっぽうびじん)」という言葉。
間違えて使うと大変なので意味を理解しておきましょう。
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八方美人の意味
八方美人(はっぽうびじん)は「誰に対しても上手く立ち回る人」という意味の言葉です。
誰に対しても愛想よく接し、うまく立ち回る人などのことを「八方美人」といいます。
「八方美人」は「誰に対しても良い顔をする嫌な奴」というニュアンスで悪い意味で使われることが多いです。
「八方美人」の「八方」は「方角」のことで、東西南北を意味する「四方」に「北東・北西・南東・南西」の四つを加えたものです。
そのため「八方」で「どこから見ても」という意味になり、「八方美人」には漢字の意味の通り「どこから見ても欠点のない美人」という意味もあります。
ただし現在では、悪い意味で使われることがほとんどなので、誉め言葉として使うのは避けた方が無難です。
ちなみに「八方美人」は女性だけでなく男性に対しても使います。
八方美人の使い方
- 彼女は完璧だが、悪く言えば八方美人である。
- 彼はどちらかと言えば八方美人である。
- 自分にも八方美人的なところがあると反省した。
というように使います。
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