「愛」を「割る」と書いて「割愛(かつあい)」。
似た意味の「省略」とは明確な違いがあるので使い分けるようにしましょう。
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割愛の意味
割愛(かつあい)は「惜しみながら捨てたり省いたりすること」という意味の言葉です。
「時間が足りない」や「ページ数が足りない」などの理由により、省きたくないものを惜しいと思いながら省くことを「割愛」と言います。
不必要なものを単純に省くことを意味する「省略」とは異なり、「割愛」は惜しいと思うところがポイントです。
ただし、文化庁の調査では「割愛」を本来の意味で使っている人は17.6パーセント、「省略」という意味で使っている人は65パーセント、という結果になっています。
もともと「割愛」は「愛着の気持ちを断ち切ること」という意味の仏教用語で、出家(=家を出て修行の生活に入ること)の際に使う言葉でした。
出家の際に愛する人などへの愛着の気持ちを断ち切るさまを思い浮かべると、「割愛」の意味も理解しやすいでしょう。
割愛の使い方
- ページ数の都合で割愛させていただきます。
- 時間がないので、ここでは割愛します。
- あまりに作品数が多いので割愛せざるを得ない。
というように使います。
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