「世知辛い世の中」というように使われる「世知辛い(せちがらい)」という言葉。
意味をなんとなく理解している人も多いですが、よく聞く言葉なのでしっかり理解しておきましょう。
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世知辛いの意味
世知辛い(せちがらい)の意味は2つあります。
1つ目は「抜け目がない」や「打算的でせこい」という意味です。
「世知辛い男」というような場合はこの意味です。
2つ目は「暮らしにくい」という意味です。
「世知辛い世の中」で「暮らしにくい世の中」という意味になります。
「世知」は仏教用語で「世俗(=世間一般)の知恵」という意味の言葉。
これに「辛い」がくっついて「抜け目ない」や「せこい」という意味で使われるようになり、転じて「暮らしにくい」という意味でも使われるようになりました。
「世知辛い」は現在では派生した「暮らしにくい」という意味で使われることが多いです。
世知辛いの使い方
<抜け目がない・打算的でせこいという意味>
- 世知辛いやつは嫌われる。
- 世知辛い大人にはなりたくない。
<暮らしにくいという意味>
- 世知辛い世の中になったものだ。
- 世知辛い時代を懸命に生きる。
というように使います。
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