「体裁を整える」や「体裁が悪い」など、色々な場面で使われる「体裁(ていさい)」という言葉。
体裁は色々な意味で使われる言葉なので、ここではそれぞれの意味について解説していきます。
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体裁の意味
体裁(ていさい)は「外から見た様子」という意味の言葉です。
体裁は「体裁よく形作る」というように単に「外見」という意味で使われるほか、「体裁ばかり気にする」というように「他人から見た自分の様子」、つまり「世間体(せけんてい)」という意味で使われることも多いです。
また、「体裁をとる」というように「それらしい様子」という意味で使われることもあります。
色々な使われ方をする「体裁」ですが、「外から見た様子」という意味で捉えるといずれの意味も理解しやすいと思います。
漢字をみると「体」は「からだ」のほかにも「ようす」という意味を持っており、「裁」は「がいけん」という意味を持っています。
2つを合わせると「外から見たようす」という意味になります。
体裁の使い方
<外見という意味>
- 体裁よく布で包んだ。
- パスタを体裁よく皿に盛りつけた。
<世間体という意味>
- 独身は体裁が悪いというのは昔の話だ。
- 体裁を取り繕うのはやめることにした。
<それらしい様子という意味>
- 最近の応募作品は小説としての体裁をなしていないものが多い。
- 童話の体裁をとっているが内容はショッキングである。
というように使います。
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