植物を表す漢字が2つ使われている「葛藤(かっとう)」という言葉。
「心の内で葛藤している」というように使われる「葛藤」ですが、どのような意味の言葉でしょうか。
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葛藤の意味
葛藤(かっとう)は「心の中に相反する欲求が存在し、どれを選択するか迷うこと」という意味の言葉です。
選択肢のうちいずれか1つを選ばなければならず、迷いが生じ、悩むことを「葛藤」といいます。
例えば、海にも山にも行きたいが、いずれか一方を選ばなければならないために迷うことなどが「葛藤」です。
海か山か迷っている状態ですね。
上記の例はやりたいことが複数あって生じる「葛藤」ですが、やりたくないことが複数あるために生じる「葛藤」もあります。
例えば、「成績は落としたくないが、勉強もしたくない」という場合などがやりたくないことを選択しなくてはならないために生じる「葛藤」です。
このように「葛藤」には色々なパターンがありますが、いずれも「両立できないために生じる迷い」です。
漢字をみると「葛」は「くず」、「藤」は「ふじ」といういずれもつる性の植物を表す漢字です。
2種類のつる性植物がもつれ合って絡んでいるところから比喩的に、迷い悩んでいるさまを「葛藤」というようになりました。
葛藤の使い方
- 長い間の葛藤の末、ようやく決心をした。
- 義理と人情の間で葛藤している。
- 心の中で葛藤が生じている。
というように使います。
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