社会人になるとよく使う「伺う(うかがう)」という言葉。
「伺う」には複数の意味があり、似た言葉もあるので、混乱しないようにしましょう。
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伺うの意味
「伺う」には主に2つの意味があります。
1つ目は「聞く」や「尋ねる」という意味です。
「伺う」は「聞く」や「尋ねる」の謙譲語(=自分がへりくだることで相手を立てる表現)で、「お聞きする」や「お尋ねする」と同じ表現です。
2つ目は「訪問する」という意味です。
こちらも謙譲語で、「参上する」と同じ表現です。
また、「伺う」と読みが同じ「窺う」という言葉がありますが、もともと2つは同じ言葉が語源です。
「窺う」は「様子をみる」という意味の言葉で、目上の人の様子をみるところから「伺う」という謙譲語が生じたようです。
伺うの使い方
<聞くや尋ねるという意味>
- 社長のお噂は伺っております。
- 会長のご意見をお伺いします。
<訪問するという意味>
- もっと早く伺うべきでした。
- 一度ご自宅へお伺いします。
というように使います。
「お伺い致します」や「お伺いさせて頂きます」という表現は2重敬語であり、誤用になるので注意しましょう。
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