ちょっと難しい字が使われている「滑稽(こっけい)」という言葉。
滑稽には2つの意味があるので、ここではそれぞれの意味について解説していきます。
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滑稽の意味
滑稽(こっけい)は「面白いこと」と「ばかばかしくてみっともないこと」という2つの意味を持つ言葉です。
前者は良い意味で、後者は悪い意味で使われます。
「滑稽」は良い意味と悪い意味の両方を持っている言葉なので、文脈を考慮して意味を判断するようにしましょう。
また、「滑稽」は悪い意味で使われることの方が多いので、使う際には注意が必要です。
「面白い人」と褒め言葉で言うときに「滑稽な人」と言うと「ばかばかしくてみっともない人」という真逆の意味で捉えられてしまうことが多いということですね。
このような場合は「面白い人」と素直に表現した方が無難でしょう。
滑稽には見慣れない字が使われていますが、「滑」は「なめらか」、「稽」は「かんがえる」という意味を持つ言葉です。
滑稽はもともと「考えがなめらか」、つまり「頭が良くて口が達者」というような意味で使われていた言葉です。
これが転じて「面白いこと」や「ばかばかしくてみっともないこと」という意味で使われるようになりました。
滑稽の使い方
<面白いことという意味>
- 彼はいつも滑稽な話をして私を笑わせてくれる。
- 滑稽味(こっけいみ)のある文章で人気のエッセイスト。
<ばかばかしくてみっともないことという意味>
- 無駄な言い訳を繰り返す男の姿は実に滑稽だった。
- 本人は必死だったようだが傍からは滑稽に見えてしまった。
というように使います。
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