「人気ドラマのスピンオフ」というように使われる「スピンオフ(spin-off)」という言葉。
「スピンオフ」は色々な分野で使われており、それぞれの意味が少し異なるので混乱しやすいかもしれません。
ここでは「スピンオフ」のそれぞれの意味についてわかりやすく解説していきます。
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スピンオフの意味
スピンオフ(spin-off)は3つの意味を持っている言葉です。
1つ目は「ある作品から派生すること」という意味です。
例えば、ドラマの脇役だった登場人物を主人公にして新たな作品を作ることなどを「スピンオフ」といいます。
「ドラマ本編から派生した作品」ということですね。
このような作品を「スピンオフ作品」と呼ぶことも多いです。
2つ目は「企業が社内の一部門を独立させて、別の会社をつくること」という意味です。
簡単に言えば「会社を分割すること」という意味です。
3つ目は「特定の分野で開発された技術を他の分野に転用すること」という意味です。
例えば、国が開発した技術を民間産業へ転用することなどが「スピンオフ」です。
エンターテイメントの分野で「スピンオフ」という場合は1つ目の意味、ビジネスの分野で「スピンオフ」という場合は2つ目か3つ目の意味だと理解しておけば良いでしょう。
「スピンオフ」は簡単に「派生すること」と理解するとわかりやすいと思います。
1つ目の意味は「ある作品から派生すること」、2つ目は「ある会社から派生すること」、3つ目は「ある技術が特定の分野から派生すること」という意味ですね。
スピンオフの使い方
<ある作品から派生することという意味>
- ドラマからスピンオフした映画が大ヒットしている。
- 人気キャラクターを主人公にしたスピンオフアニメが製作された。
<企業が社内の一部門を独立させて、別の会社をつくることという意味>
- 専門の部署をスピンオフして子会社を設立した。
<特定の分野で開発された技術を他の分野に転用することという意味>
- 軍事技術を民間企業にスピンオフした。
というように使います。
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