「ラストシーンが圧巻だ」というように使われる「圧巻(あっかん)」という言葉。
圧巻は「あつかん」ではなく、「あっかん」と読みます。
誤用とされる使い方もあるので、それについても解説していきます。
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圧巻の意味
圧巻(あっかん)は「全体の中で最も優れた部分」という意味の言葉です。
「ラストシーンが圧巻」で「ラストシーンが作中で最も優れている」という意味になります。
また、圧巻は「圧倒的」という意味で使われることも多いです。
「圧巻の試合内容で勝利する」というような使い方ですね。
このような使い方は誤用だとする意見もありますが、辞書によっては「圧巻」の説明に「他の物と比べてはるかに優れていること」とありますし、この使い方も多いので、誤用とは言い切れないと思います。
圧巻の語源
圧巻の語源は中国の故事で、「巻」は「答案」、「圧」は「上から抑える」という意味の言葉です。
中国の科挙の試験では、最も優れた答案を1番上に置いたことから、「最も優れたもの」という意味で「圧巻」という言葉が生まれました。
圧巻の使い方
<最も優れた部分という意味>
- 話題の映画はクライマックスシーンが圧巻だった。
- 第5ラウンドが圧巻で、ダウンを2度も奪った。
<圧倒的という意味>
- 結局、判定になったが全体としては圧巻の試合内容だった。
- 金塊が積まれた様子は圧巻の光景だった。
というように使います。
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