「野放図な振る舞い」というように使われる「野放図(のほうず)」という言葉。
野放図の意味は複数あるので、ここではそれぞれの意味についてわかりやすく解説していきます。
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野放図の意味
野放図には2つの意味があります。
1つ目は「人を人とも思わないずうずうしい態度」という意味です。
これは「傍若無人(ぼうじゃくぶじん)」と同じ意味です。
「野放図な振る舞い」で「人を人とも思わないずうずうしい振る舞い」という意味になります。
2つ目は「際限のないこと」や「しまりのないこと」という意味です。
これは「だらしない」と理解するとわかりやすいです。
この意味では「野放図に金を使う」というように使います。
野放図は「野方図」とも書き、「方図」は「際限」という意味の言葉なので、「方図が野放し」つまり「際限がない」という意味で「野放図」という言葉が生まれたようです。
野放図の使い方
<人を人とも思わないずうずうしい態度という意味>
- 酔っぱらうと野放図な男に豹変してしまう。
- うちの近所で野放図な連中が騒いでいる。
<際限のないことやしまりのないことという意味>
- 野放図にお金を使った結果、無一文になってしまった。
- お酒を野放図に飲んでいたら、肝臓を壊した。
というように使います。
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