瓢箪から駒
「瓢箪から駒(ひょうたんからこま)」はよく耳にすることわざですが、その意味をご存じない方も多いようです。
この記事では「瓢箪から駒」の意味や同じ意味のことわざについて解説していきます。
「瓢箪から駒」の正しい意味を知り、適切に使えるようにしましょう。
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瓢箪から駒の意味
「瓢箪から駒」は「瓢箪から駒がでる」ともいい、「思いがけないことや有り得ないことが起こること」または「冗談で言ったことが現実に起こること」という意味のことわざです。
瓢箪の果実はずんぐりとしていますが、口が狭くなっているのが特徴的で、乾燥させてお酒などを入れる容器として使われます。
「駒」は「馬」を意味し、「瓢箪から駒」は「馬が瓢箪の狭い口を通って中から出てくる」という、あり得ないことのたとえになっています。
瓢箪から駒の由来
瓢箪から駒の由来としては、「腰折雀(こしおれすずめ)」という話にある「コメをいくらでも出せる瓢箪」が元になったという説と、中国の伝説にある「仙人が旅の間に乗っていたロバを休憩中に瓢箪の中にしまっていた」という話が元になったとする説の2つがあります。
瓢箪のあの独特のフォルムに想像力をかき立てられるのは、昔の人も同じだったようで、昔から瓢箪の中は四次元的な扱いになっていたようです。
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瓢箪から駒と同じ意味のことわざ
- 灰吹きから蛇が出る(はいふきからじゃがでる)
- 灰吹きから竜が上る(はいふきからりゅうがのぼる)
- 嘘から出た実(うそからでたまこと)
などが「瓢箪から駒」と同じ意味のことわざとして挙げられます。
「灰吹き」とは煙草盆(たばこぼん)に備え付けられている、煙草の吸殻を落とすための筒のことで、そこから蛇が出ることも竜が現れることもありえない、というたとえになっています。
「嘘から出た実」は「嘘で言ったことが本当のことになる」という意味のことわざで、こちらの意味で「瓢箪から駒」と同じ意味のことわざになっています。
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