「とりあえず」は色々な場面で使われている言葉ですが、一般的に理解されている意味と辞書に載っている意味が少し異なる言葉です。
ここでは「とりあえず」の意味や使い方をわかりやすく解説していきます。
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とりあえずの意味
とりあえずには2つの意味があります。
1つ目は「まず第一に」という意味で、これは「なにはさておき」と同じ意味です。
この意味では「とりあえず謝罪することが重要である」というように使います。
2つ目は「先のことは考えずに、現状だけを問題とするさま」という意味で、これは「さしあたって」と同じ意味です。
この意味では「とりあえず倒産だけは免れた」というように使います。
一般的に「とりあえず」は「片手間(かたてま)に」や「気楽に」など、「なんとなく」というニュアンスで使われることが多く、良い意味の言葉としてはあまり使われません。
しかし、辞書に載っている意味は前述した2つで、悪い意味ではありません。
このため、辞書に載っている本来の意味で使ったとしても、悪い意味で理解されてしまうことがあるので注意が必要です。
とりあえずの使い方
<まず第一にという意味>
- 交通事故を起こしてしまったので、とりあえず警察に連絡した。
- 彼女との結婚が決まったので、とりあえず誰よりも応援してくれていた友人に報告した。
<先のことは考えずに、現状だけを問題とするさま>
- 浮気がバレそうになったので、とりあえず風俗に行ったことにしてその場をしのいだ。
- 手元に現金がいくらかあったので、とりあえず差し押さえだけは免れることができた。
というように使います。
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>辞書に載っている本来の意味で使ったとしても、悪い意味で理解されてしまうことがあるので注意が必要です。
これ問題ですよね。ビジネス書を鵜呑みにしてそう思っている人がなんと多い事か。
ネットに書いてあった。ビジネス書に書いてあった。それよりも大辞林や広辞苑から調べてほしいものです。
そうですね。
私も調べてみて初めて知ることが多いです。
言葉は難しいですね。
「とりあえずこれでお願いします」と言ったら、「仕事を適当にするな」と内容も見ずに差し戻されてしまいました。
……辛い
コメントありがとうございます。
ちゃんとやった仕事なんですから、せめて内容くらいは見てほしいですよねぇ。