情けは人の為ならずの2つの意味とは?

「情けは人の為ならず(なさけはひとのためらなず)」は良く耳にすることわざですが、その意味には2通りの解釈があります。
ここでは情けは人の為ならずの2つの意味についてわかりやすく解説していきます。

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情けは人の為ならずの意味

情けは人の為ならずには2つの意味があります。

1つ目は「人に情けをかけると、巡り巡ってやがて自分に良い報いが来る」という意味です。
「自分にとっても良い結果となるので他人には情けをかけた方が良い」という意味ですね。

2つ目は「人に情けをかけることはその人の為にならないのでやめた方が良い」という意味です。
こちらは「甘やかすと結局その人の為にはならない」という意味で、今のところこちらの解釈は誤用とされています。

しかし、2001年度の文化庁の調査では「情けは人の為ならず」を本来の意味で理解している人と、誤用とされる意味で理解している人の割合はほぼ半々でした。
個人的にも、本来の意味は必ずしも自分に良い報いが来るとはかぎらないような気もしますし、誤用とされている意味の方がしっくりとくる印象があります。

言葉は生き物なので、近い将来、誤用とされている解釈も正しい意味として認められる日が来るのかもしれませんね。

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