「断然(だんぜん)」は日常的にもよく使われている言葉で、耳にする機会も多いです。
断然の意味は1つではないので、ここでは断然のそれぞれの意味についてわかりやすく解説していきます。
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断然の意味
断然(だんぜん)には主に3つの意味があります。
1つ目は「自分の意思や態度を明らかにするさま」という意味です。
この意味では「僕は断然あの候補者に投票する」というように使います。
2つ目は「絶対に」や「決して」という意味です。
この意味では「断然許すことはできない」というように後ろに打消しの語を伴って使います。
ただし、この意味では「絶対に」や「決して」という言葉の方が一般的だと思います。
3つ目は「ずば抜けて」や「並みはずれて」という意味です。
この意味では「断然あの人がトップだ」というように使います。
よく耳にする「ダントツ」という言葉は「断然トップ」の略語で、意味は「ずば抜けてトップ」ということです。
「ダントツ」は「ダントツでトップ」というように使われることも多く、厳密には「ダントツ」には「トップ」という意味が含まれているため、意味が重複することになります。
しかしこのような使い方が定着しているため、あまり気にしない方がよいでしょう。
断然の使い方
<自分の意思や態度を明らかにするさまという意味>
- 今までは怖くて黙っていたが、断然抗議することを決めた。
- あの時の決断を私は断然正しかったと思っています。
<絶対にや決してという意味>
- あの男を生徒会長にすることは断然反対です。
- 今後はギャンブルに断然手を出さないように約束させた。
<ずば抜けてや並はずれてという意味>
- ウサイン・ボルトが断然トップでゴールインした。
- 僕の好きな人は、クラスの中でも断然人気がある。
というように使います。
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