「妥協(だきょう)」は様々な場面でよく使われている言葉です。
ここでは妥協の意味を例文を用いてわかりやすく解説していきます。
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妥協の意味
妥協は「相手に歩み寄り、譲ることで意見をまとめること」という意味の言葉です。
「お互いが妥協する」というように使います。
国際問題などでは、意見が対立している国同士が完全に満足する解決策を見い出すことはなかなか難しいので、双方が妥協し、妥協案を取りまとめることがほとんどです。
完全に満足してはいないけれど、意見をまとめるために双方が相手に歩み寄り、一部を譲り合うわけです。
このような場合、妥協しなければ意見がまとまらないことも多いですから、妥協することはとても重要です。
また、妥協は上記のほかにも「完全に満足のいくものではないが、それに決めること」という意味で日常的に使われています。
こちらの意味は辞書には載っていませんが、よく使われているのでおさえておく必要があるでしょう。
妥協の使い方
<相手に歩み寄り譲ることで意見をまとめること、という意味>
- 各国の利害対立が激しかったが、交渉の結果、なんとか妥協案が成立した。
- とても納得できないが、しぶしぶ妥協し和解に応じることにした。
- 2人の意見が対立し、今のところ妥協する様子は全く見られない。
<完全に満足のいくものではないがそれに決めること、という意味>
- 彼は穏やかな性格で、大抵のことなら妥協するのだが、自分の趣味のことになると一切の妥協を許さなくなる。
- 新型スマートフォンのレッドが欲しかったのだが、売り切れていたため、同機種のブラックで妥協した。
- 僕が担当している小説家の先生は、自分の作品に対して妥協することが無いため、原稿をもらうまでに時間がかかる。
というように使います。
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その考えが妥協であるかを考える
と言う場合の使い方を教えてください
妥協だとは言えない考え方を検討する
の場合の妥協の意味を教えてください
「妥協だとは言えない考え方」や「妥協であるかを考える」では意味が通らないので、その場合は似た言葉の「妥当(だとう)」という言葉を使うと良いと思います。
「妥当」は「適切であること」という意味の言葉なので、「妥当だとは言えない」で「適切だとは言えない」、「妥当であるかを考える」で「適切であるかを考える」という意味になります。
ピンバック: 自分に対する「妥協」を許すな! 妥協は‟前進”を邪魔する大敵です – ヒロツの芽