精進
ちょっと読みにくい「精進」という言葉。
「しょうじん」と読みます。
「精進」は、いくつかの意味を持っている言葉です。
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精進の意味とは
精進(しょうじん)には4つの意味があります。
まず1つ目が「仏道修行に専心すること」。
2つ目は「一定の期間、行いを慎み(つつしみ)身を清めること」。
3つ目は「肉食を断って、菜食をすること」。
4つ目は「1つのことに精神を集中して懸命に努力すること」という意味です。
日常生活では4つ目の意味で使われることがほとんどです。
上の3つは仏教の世界で使われることが多い言葉で、3つ目は「精進料理(しょうじんりょうり)」の「精進」ですね。
精進の使い方
<仏道修行に専念することという意味>
- 日々の堕落した生活に決別し、出家(しゅっけ)して精進する決意を固めた。
- 今日も失敗してしまった。まだまだ修行が足らない。さらなる精進が必要だ。
- 最近、修行に身が入らなくてね。お師匠様から精進するように言われてしまったよ。
<一定の期間行いを慎み身を清めることという意味>
-
- 精進に備えて、久しぶりに肉を食べたら、なんだか気持ちが悪くなった。
- 精進明け(精進の期間が終わること)まであと1週間。そろそろ限界だが、何とか乗り切ろう!
- 精進落とし(精進明けと同じ意味)まであと3日を切ったが、我慢できずに、ついさっき肉を食った。
<肉食を断って采食をすることという意味>
- 精進料理とは単に肉類を使わない料理にあらず。精進料理とは仏道修行に励むための料理である。
- この精進揚げ(野菜の揚げ物)は愚僧の大好物である!
- 精進物(肉類を使わない食べ物)ばかり食べていると、正直、無性にラーメンが食べたくなってくる。
<1つのことに精神を集中して懸命に努力することという意味>
- 長年にわたり研究に精進した結果、教授はiPS細胞を作成することに成功したのである。
- 研究に日々精進し、ずいぶん長い時間が経ったが、未だにSTAP細胞は作成できていない。
- 中学生の頃から勉強に精進し、今日、ついに東京大学に合格した!
というように使います。
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