おくびにも出さない
「苦しさをおくびにも出さない」などのように使う「おくびにも出さない」という慣用句。
「おくび」とは何を意味するのでしょうか?
この記事では「おくびにも出さない」の漢字、意味、使い方についてわかりやすく解説していきます。
スポンサーリンク
おくびにも出さないの漢字
「おくび」は漢字で「噯」と書きます。
「噯」は「ゲップ」のことです。
漢字で「噯にも出さない」と書くことはあまりなく、平仮名で「おくびにも出さない」と書くことが多いです。
キーボードの漢字変換でも「噯」は出てきません。
おくびにも出さないの意味
「おくびにも出さない」は「物事を隠して、決して口に出さず、それらしい素振りも見せない」という意味の言葉です。
お腹の中のものを「おくび(ゲップ)」としてさえも出さないように、心の中のものを決して口に出さず、それらしい素振りさえ見せない、という意味で比喩的に「おくびにも出さない」といいます。
「おくびにも見せない」や「おくびにも立てない」ともいいます。
おくびにも出さないの使い方
- 傷は深いはずなのに、その痛みをおくびにも出さない。
- 昔のことはおくびにも出さず、自然に振舞う。
- 何があっても澄ました顔で、おくびにも出さない。
などのように使います。
スポンサーリンク