疎い
「政治に疎い」などのように使う「疎い」という言葉。
「疎い」には多くの意味があるので、この記事ではよく使われる意味を中心に解説していきます。
また、読み方や類語、対義語などについてもご紹介します。
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疎いの読み方
「疎い」は訓読みで「うとい」と読みます。
「疎」の字は「まばら」や「あばら」と読むこともあり、この場合は「すき間が多いさま」という意味になります。
送り仮名をつけて「疎ら」と表記することが多いので、「疎い」とは送り仮名で区別すると良いでしょう。
疎いの意味
疎いは「物事や事情などに通じていない」「その人と関りが薄い」「うとましい」「なじめない」などの意味を持つ言葉です。
「疎い」には、このほかにも意味がありますが、「物事や事情などに通じていない」や「その人と関わりが薄い」という意味で使うことが多いです。
「政治に疎い」で「政治に通じていない」つまり「政治に詳しくない」という意味になります。
「うとましい」は漢字で書くと「疎ましい」となり、「好感が持てずに避けたい」という意味になります。
この意味では「疎い」というよりも「疎ましい」の方が一般的です。
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疎いの類語
疎いの類語には次のような言葉があります。
- 不案内(ふあんない):その方面の心得があまりないこと。
- 寡聞(かぶん):見聞が浅く狭いこと。
- 他人行儀(たにんぎょうぎ):親しい間柄なのに、他人のようによそよそしく振舞うこと。
- 余所余所しい(よそよそしい):親しみがない。
- 水臭い(みずくさい):他人行儀なこと。
疎いの対義語
疎いの対義語には次のような言葉があります。
- 詳しい(くわしい):細かいところまでよく知っている。詳細である。
- 親しい(したしい):仲が良い。馴染み深い。
- 近しい(ちかしい):近い関係にある。親密である。
疎いの使い方
<物事や事情などに通じていない、という意味>
- 芸能ニュースには疎いが、とても勉強が得意な友人。
- 経済問題に疎く、会社での会話に困る。
<その人と関りが薄いという意味>
- 二人の関係は、徐々に疎くなった。
- 去る者は日々に疎し。
などのように使います。
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