インテリジェンス
「インテリ」という言葉は「インテリジェンス(intelligence)」の略語だと思われがちですが、実は別の言葉の略語です。
ここでは「インテリジェンス」や「インテリ」の意味や使い方の他、「インテリ」の語源についてご紹介します。
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インテリジェンス(intelligence)の意味とは
インテリジェンス(intelligence)は日本では2つの意味で使われている英単語です。
1つ目は「知性」や「知能」や「理解力」という意味。
2つ目は「情報」という意味です。
似たような意味の「インフォメーション(information)」という言葉も日本では「情報」と訳されていますが、両者の間には明確な違いがあります。
インフォメーションが「生の情報」であるのに対して、インテリジェンスは「加工された情報」という意味の言葉です。
インフォメーションをもとに分析された情報などのことです。
最近では日本でも両者が使い分けられることがあるので注意が必要です。
ちなみに、アメリカの中央情報局を意味する「CIA」(Central Intelligence Agency)の「I」もインテリジェンス(intelligence)の頭文字です。
インテリの語源
インテリという言葉はよく使われており、インテリジェンスの略語だと思われることが多いですが、実は「インテリゲンチア」(intelligentsiya)というロシア語が語源になっています。
インテリゲンチア(intelligentsiya)は「知識階級」や「知識階層」という意味の言葉。
インテリジェンスと似た意味の言葉なので混乱しやすいです。
インテリジェンスとインテリの使い方
- 彼はとてもインテリジェンスに富んだ人物だ。
- 今、必要なものはインフォメーションではなくインテリジェンスだ。
- 基礎的な教養もないくせに、インテリを気取るな。
1つ目は「知性、知能、理解力」という意味で、2つ目は「情報」という意味で使っています。
また、3つ目のインテリはそれ自体は悪い意味の言葉ではありませんが、「インテリを気取る」など、良い意味では使われないことが多いです。
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