異口同音
よく使う四字熟語の「異口同音」。
使われている漢字から、なんとなく意味を理解できるかもしれませんが、正確な意味を理解しておきましょう。
この記事では異口同音の意味や読み方のほか、類語についてもご紹介していきます。
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異口同音の読み方
異口同音は「いくどうおん」または「いこうどうおん」と読みます。
どちらも誤用ではありませんが「いくどうおん」と読むのが一般的です。
「いこうどうおん」と言うと、通じない可能性があるので注意しましょう。
異口同音の意味
異口同音は「 多くの人がみな、口をそろえて同じことを言うこと」や「多くの人の意見が一致すること」という意味の言葉です。
辞書には「多くの人~」と載っていますが、 実際には二人や三人などの場合でも異口同音と言います。
大勢の人が同じことを言うのも異口同音ですし、親友の二人が同じことを言うのも異口同音です。
「異口」は「色々な人の口」、「同音」は「同じことを言う」を意味します。
異口同音の類語
- 異口同声 ( いくどうせい ):多くの人がみな、口をそろえて同じことを言うこと。意見が一致すること。
- 異口同辞 ( いくどうじ ):多くの人がみな、口をそろえて同じことを言うこと。意見が一致すること。
- 異人同辞 ( いじんどうじ ):多くの人がみな、口をそろえて同じことを言うこと。意見が一致すること。
- 衆議一決(しゅうぎいっけつ):多くの人が議論して、意見がまとまること。
- 衆口一致(しゅうこういっち):多くの人の意見が合うこと。
- 満場一致(まんじょういっち):その場にいる全員の意見が一つになること。
- 口を揃える:各人が同じことを言う。
「異口同声」「異口同辞」「異人同辞」は、いずれも「異口同音」と同じ意味の四字熟語です。
異口同音の使い方
- 仲の良い二人が異口同音に同じことを言った。
- 異口同音に賛成の声が上がった。
- アルバイトたちは異口同音に店長を批判した。
などのように使います。
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