婉曲
「婉曲な表現」などのように使う「婉曲」という言葉。
「えんきょく」と読みます。
社会人になったら円滑なコミュニケーションをとるために婉曲な表現が必要になります。
「婉曲」の意味を知り、婉曲な表現ができるようにしておきましょう。
この記事では「婉曲」の意味や使い方のほか、婉曲な表現の具体例を紹介していきます。
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婉曲の意味
婉曲は「表現の仕方が穏やかで角が立たないさま」や「遠回しにそれとなく表現するさま」という意味の言葉です。
対義語は「露骨(ろこつ)」。
漢字を見ると「婉」は「おだやか」「ものやわらか」、「曲」は「まげる」という意味を持ちます。
直線的ではなく、曲げて柔らかく表現する、という意味で「婉曲」という言葉になったとされています。
婉曲な表現をすることで、角が立たず円滑なコミュニケーションを取ることができます。
以下で具体的に婉曲表現をご紹介します。
婉曲表現と露骨な表現の具体例
- 明日は予定があるので行けません。(露骨な表現)
- せっかくのお誘いですが、明日は予定があるので遠慮させていただきます。(婉曲表現)
- 昨日、祖父が死にました。(露骨な表現)
- 昨日、祖父が他界しました。(婉曲表現)
- 昨日、祖父が息を引き取りました。(婉曲表現)
- 書類の内容を確認してください。(露骨な表現)
- 恐縮ですが、書類の内容を確認していただけると幸いです。(婉曲表現)
露骨な表現では相手に与える印象が悪いことがお分かりになると思います。
なるべく婉曲な表現をするように心がけましょう。
婉曲の使い方
- なるべく角が立たないように、婉曲に否定する。
- 婉曲的な言い方で相手に要求する。
- 婉曲表現を身に着けて、コミュニケーションスキルを上げる。
などのように使います。
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