「いい加減にしろ」や「いい加減な対応」などのように使う「いい加減(いいかげん)」という言葉。
悪い意味で使うことが多いですが、良い意味も持つ言葉です。
「いい加減」はとてもよく使う言葉ですが、意味が複数あるので混乱しやすいかもしれません。
また、アクセントの付け方によって意味合いが変わるので、注意が必要です。
この記事では「いい加減」の意味や使い方のほか、アクセントについても解説していきます。
意味を正確に理解し、適切に使い分けられるようにしましょう。
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いい加減の意味
いい加減の意味は三つあります。
一つ目は「程良い程度」という意味です。
いい加減は漢字で書くと「好い加減」となります。
ここからわかるように「いい加減」はもともと「程よい程度」という良い意味の言葉です。
「いい加減のお風呂の湯」などの場合はこの意味です。
二つ目は「無責任なさま」や「徹底しないさま」という意味。
物事を中途半端に終わらせたり、でたらめなことをしたりすることなどをいいます。
一つ目の「程よい程度」という意味が転じて、この意味が生じたとされています。
「いい加減な仕事」などの場合はこの意味です。
三つ目は「かなり」や「相当」という意味。
許容できる限界に近いことを表します。
「いい加減疲れた」や「いい加減いやになる」などの場合はこの意味です。
いい加減のアクセントによる違い
「いい加減」は、「程よい程度」という良い意味の場合は「いいかげん」と「好い」にアクセントをつける言い方をします。
対して「無責任なさま」や「かなり」などの悪い意味の場合は「いいかげん」とアクセントをつけます。
どちらにアクセントが付いているかで、意味を判断することができます。
いい加減の使い方
- いい加減の大きさの湯舟。
- いい加減に仕事をする。
- お前、いい加減にしろよ!
などのように使います。
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