按分
色々な場面で使われる「按分」という言葉。
「あんぶん」と読みます。
特に、お金に関して使うことが多い言葉ですが、意味を何となく理解している方も多いのではないでしょうか?
「按分」はお金などに関わる重要な言葉です。
正しい意味を理解し、適切に使えるようにしましょう。
この記事では、「按分」の意味や使い方について分かりやすく解説していきます。
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按分の意味
按分は「金銭などを、基準となる数量に比例して分けること」という意味の言葉です。
例えば、「a」「b」「c」の3部屋がある物件をルームシェアするときに、各部屋の面積を基準として家賃を按分する場合を考えてみましょう。
物件の家賃が20万円で、a部屋が「5㎡」、b部屋が「7㎡」、c部屋が「8㎡」だとすると、「20万円÷20㎡(5㎡+7㎡+8㎡)×5㎡(a部屋の面積)=5万円」で、a部屋の家賃は「5万円」になります。
同じように計算すると、b部屋の家賃は「7万円」、c部屋の家賃は「8万円」になります。
これで各部屋の面積に比例して家賃を按分したことになります。
按分の漢字表記
「按分」は「案分」とも書きます。
どちらも同じ意味であり、どちらも誤用ではありません。
「按」は「よく考える」、「案」は「考え」、「分」は「わける」という意味を持ちます。
「按分」や「案分」は、漢字としては「考えてわける」という意味になります。
按分の使い方
- 貢献度に応じて利益を按分する。
- 利用時間に基づき、使用料を按分する。
- 経費を按分して計算する。
などのように使います。
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