「暗示にかかる」などのように使う「暗示(あんじ)」という言葉。
「自己暗示(じこあんじ)」という四字熟語でご存知の方も多いのではないでしょうか。
「暗示」は二つの意味を持つため、片方の意味しかご存じないと混乱してしまうかもしれません。
この記事では「暗示」や「自己暗示」の意味と使い方について、わかりやすく解説していきます。
正確な意味を理解し、正しく使い分けられるようににしましょう。
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暗示の意味
暗示には二つの意味があります。
一つ目は「手がかりを与えて、物事をそれとなく知らせること」という意味です。
物事を直接的に知らせるのではなく、間接的にそれとなく知らせることを言います。
例えば「黒猫の夢は不幸を暗示する」などの場合はこの意味です。
二つ目は「考えや行動が、他者の言葉やジェスチャーなどによって無意識に変化すること」という意味です。
催眠術で使う「暗示」や「自己暗示」の「暗示」はこちらの意味です。
また、催眠術ではなくても、例えば詐欺師が「相手が信じ込むように仕向けること」なども「暗示」です。
自己暗示の意味
「自己暗示」は「自分で自分に暗示をかけること」という意味の言葉です。
自分でそう思い込むことによって、それが事実であるかような心境になることです 。
それにより行動にも変化が生じます。
例えば、野球選手が自分はボールを打てると自分に言い聞かせ、そう思い込むことによって、 本当にボールが打てるようになることなどが「自己暗示」です。
暗示の使い方
- 死を暗示しているかのような顔色。
- 友人が暗示にかかって、高い壺を買わされしまった。
- 自己暗示により、高いパフォーマンスを維持しているアスリート。
などのように使います。
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