「当て馬にされる」などのように使う「当て馬(あてうま)」という言葉。
当て馬にされると人は悲しい気持ちになりますが、「当て馬」とはどのような意味の言葉なのでしょうか。
語源を知ると意味がよく理解できますので、ここでは語源も合わせて解説していきます。
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当て馬の意味
当て馬は元々「雌馬に発情を促したりするために仮にあてがう雄馬」という意味の言葉です。
雌馬の発情が確認されたら、当て馬は実際には交尾せずに引き離されます。
この悲しい役割の馬が「当て馬」という言葉の語源です。
転じて、当て馬は「相手の出方を探るために、仮に表に出る人」という意味で比喩的に使います。
例えば野球で、相手チームの出方を探るために仮メンバーとして登録される選手を「当て馬」と言います。
相手チームの出方がわかったところで、本命の選手が出場することになり、当て馬選手は実際には出場しません。
この他、恋愛で好きな人に振り向いてもらうために、好きでもない人に気があるふりをする時の、その好きでもない人のことを「当て馬」と言ったりします。
当て馬の使い方
- 彼は当て馬なので実際には出場しない。
- 当て馬候補として選挙戦に臨む。
- どうやら僕は彼女が男の気を引くために利用した当て馬だったらしい。
というように使います。
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