冒涜
「冒涜(ぼうとく)」はよく聞く言葉ですが、使われている字はあまり見慣れない字です。
その意味は何でしょうか?
この記事では「冒涜」の意味や使い方について解説していきます。
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冒涜(ぼうとく)の意味とは
冒涜とは「神聖なものや清浄なものをけがすこと」という意味の言葉です。
「神聖」や「清浄」は共に「清らかでけがれがないこと」という意味の言葉です。
清らかでけがれがない存在といえば「神」ですが、神を冒涜する(神をけがす)と大変なことになります。
神の冒涜が特に問題になるのは一神教の世界です。
一神教とは唯一の神を信仰している宗教のこと。
イエスを信仰しているキリスト教やアラーを信仰しているイスラム教などが一神教です。
一神教の反対語は多神教。
代表的な多神教の国は日本で、日本には八百万(やおよろず)の神々が住んでいます。
ちなみに八百万とはものすごく数が多いことのたとえで、8000000の神々がいるという意味ではないのですが、実際に数えたら本当にそのくらいおられるかもしれません(^^)
そんな無数の神々が住んでいる日本ではあまり想像できませんが、一神教の神を冒涜すると大変です。
記憶に新しいところではアラーの使いであるムハンマドを冒涜した新聞社(シャルリーエブド)が襲撃される事件も起きました。
日本ではあまり問題にならない「神への冒涜」は、国や宗教によっては大事件になる可能性がある重大なことなのです。
冒涜の使い方
- ムハンマドを冒涜したシャルリーエブドが襲撃された。
- 神を冒涜する行為は許されない。
- 冒涜的な行いをしないように注意しなくてはならない。
というように使います。
ちなみに冒涜は神様に対する行為だけに使われる言葉ではありません。
神聖で、清浄なものであれば神様以外のものに対しても使われる言葉です。
ただ、一番よく聞く言い回しはやはり「神への冒涜」ですね。
海外に行った際には神様に対して冒涜的な行いをしないように注意しましょう。
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