間違えやすい言葉の「役不足(やくぶそく)」と「力不足(ちからぶそく)」。
2つは真逆の意味の言葉であり、間違えると自分の意図とは正反対の意味になってしまうので注意が必要です。
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「役不足」と「力不足」の意味
「役不足」はもともと「俳優などが与えられた役に不満を抱くこと」という意味の言葉ですが、転じて「力量に対して役目が軽すぎること」という意味で一般的に使われています。
対して「力不足」は「与えられた役目に対して力量が不足していること」という意味の言葉。
したがって、自分には簡単すぎる役目を割り当てられたときなどは「役不足」、自分の力量では務まらないような大役を任されたときなどは「力不足」を使います。
2つの言葉は漢字に注目すると区別しやすいです。
「役(=役目)」が不足しているのか、「力(=力量)」が不足しているのかで区別すれば間違えにくいでしょう。
「役不足」と「力不足」の使い方
- ベテラン俳優にとってエキストラは役不足だったようだ。
- 天才物理学者が小学校の先生をやるのは役不足である。
- 主役の新人俳優は力不足だったようだ。
- 力不足ではありますが、精一杯務めさせていただきます。
というように使います。
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