「10パーセントのマージン」というようにビジネス用語としてよく使われる「マージン(margin)」という言葉は、複数の意味を持つので混乱しやすいです。
「マージン」のそれぞれの意味について解説します。
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マージンの意味
マージン(margin)には3つの意味があります。
1つ目は「原価と売価の差額」や「手数料」という意味です。
100円の原価の物を150円で売った場合の「マージン」は50円になります。
「利ざや」や「粗利(あらり)」と同じ意味です。
通常、販売手数料などは売価に含まれるので、マージンは「手数料」という意味でも使われます。
利ざやの一部が手数料というイメージで、どちらも「マージン」と言います。
2つ目は「委託証拠金(いたくしょうこきん)」という意味です。
株の信用取引などで、証券会社が顧客から担保として預かるお金のことを「委託証拠金」や「マージン」と言います。
この意味では株式用語として使われることが多いです。
3つ目は「用紙の余白」という意味です。
用紙の上下左右の余白や、段落の余白などのことを「マージン」と言います。
「マージン」は特に1つ目の意味で使われることが多いです。
マージンの使い方
<原価と売価の差額や手数料という意味>
- コストを下げたために大きなマージンを得た。
- 20パーセントのマージンを上乗せする。
<委託証拠金という意味>
- 追加のマージンを証券会社に振り込んだ。
<用紙の余白という意味>
- サイトでマージンの設定を行った。
というように使います。
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