目的を達成した時などに使われる「感無量(かんむりょう)」という言葉。
正式には「感慨無量(かんがいむりょう)」と言います。
感無量や感慨無量はどのような意味の言葉でしょうか。
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感無量の意味
感無量は「はかり知れないほど深く身に染みて感じること」という意味の言葉です。
感慨無量も同じ意味で、感無量は感慨無量を略した言葉です。
「感慨」という言葉だけで「身に染みて感じること」という意味があり、この「感慨」が「無量(=はかり知れないほど大きい)」という意味で「感慨無量」という言葉が生まれました。
「感慨深い」という似た意味の言葉がありますが、「感慨無量」や「感無量」は「感慨」が「はかり知れない」わけですから、「感慨深い」よりもさらに深く身に染みていることを表しています。
「感慨深い」では足りない場合などに「感慨無量」や「感無量」を使うようにしましょう。
「感慨無量」も「感無量」も、どちらも使われる言葉ですが、口にする場合は「感無量」と略して言う方が多い印象です。
小説などでは「感慨無量」もよく目にします。
「感慨無量」よりも「感無量」の方が言いやすいことが理由でしょうね。
感無量の使い方
- 長年の夢がようやく叶って感無量である。
- 父親が感無量の面持ちで娘の晴れ姿を見つめている。
- 定年を迎えた上司が感無量といった様子で挨拶をした。
というように使います。
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