「確信犯(かくしんはん)」は日常会話や、法律用語として使われており、2つの意味を持ちます。
「確信犯」はどのような意味の言葉でしょうか。
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確信犯の意味とは
確信犯の1つ目の意味は「本人が悪いことではないと確信して行われる犯罪」という意味です。
法に触れることを理解したうえで、それでもやらなければならないと自分の信念に基づいて行われる犯罪のことです。
法に触れるが悪いことではない、と思っているところがポイントです。
こちらは法律用語です。
2つ目の意味は「悪いことだと知りながら行われる犯罪や行為」という意味です。
こちらは1つ目の意味が転じて生まれた意味で、犯罪だけでなく日常のちょっとしたことに対しても使います。
「約束の時間にいつも遅れてくる友人は確信犯だ」というような場合はこの意味です。
こちらは1つ目の意味とは逆に、悪いことだと思っているところがポイントです。
2つ目の意味は一応誤用とされていますが、すでに過半数の人がこの意味で使っており、誤用であるとは言い切れなくなっています。
言葉は時代と共に変化していくものなので、このあたりは柔軟に考えていけばよいでしょう。
確信犯の使い方
<本人が悪いことではないと確信して行われる犯罪という意味>
- 過激な思想の男は確信犯である。
<悪いことだと知りながら行われた犯罪や行為という意味>
- 田中君の行動には確信犯的な印象がある。
- そんな言い訳は通用しないよ。確信犯でしょう。
というように使います。
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