惰性の意味をわかりやすく

「惰性(だせい)」は日常生活でもよく使われる言葉ですが、その意味は1つではありません。
惰性はどのような意味の言葉でしょうか。

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惰性の意味とは

惰性には2つの意味があります。

1つ目は「これまでの習慣」という意味。
この意味では「だらだらと惰性で付き合っている」というように使われます。

2つ目は「物体が外力(がいりょく)を受けない限り、同じ運動状態を続けようとする性質」という意味です。
こちらは「慣性(かんせい)」と同じ意味で、このような性質は「慣性の法則」ともいいます。

したがって、人の行いなどを表すときには「これまでの習慣」を意味する「惰性」が使われ、物体の運動についての性質を表すときには「惰性」か「慣性」のどちらかが使われるということになります。

物体の運動についての性質を表すときは「慣性」が使われることが多い印象です。

惰性の使い方

<これまでの習慣という意味>

  • ただ惰性でつけていた日記だが、読み返してみると意外に面白い。
  • 僕は惰性的に喫煙を続けているつもりだったが、医者にニコチン依存症だと診断されて意識が変わった。

<物体が外力を受けない限り、同じ運動状態を続けようとする性質という意味>

  • 宇宙空間には重力がないので、投げたボールが惰性によって一直線に飛んでいく。
  • 車を運転中に突然ブレーキが利かなくなったので、急いでギアをニュートラルに入れたが惰性でしばらく動き続けた。

というように使います。

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