あしらう
「鼻であしらう」など、慣用句にも使われる「あしらう」という言葉。
よく聞く言葉ですが、その意味をご存知でしょうか?
「あしらう」は、日常的には悪い意味で使われることが多いですが、実は広い意味をもつ言葉です。
正しい意味を知り、適切に使えるようにしておきましょう。
スポンサーリンク
あしらうの意味
あしらうは「対応する」または「添える」という意味の言葉です。
特に「相手を見下していい加減に対応する」という意味で使うことが多いです。
「鼻であしらう」や「軽くあしらう」という以外に、単に「あしらう」だけで「いい加減に対応する」という意味を持つことも多いので注意しましょう。
ただし、接客業などでは「もてなす」という意味で使われており、悪い意味は持ちません。
また、「花をあしらう」などのように「添える」という意味でも使います。
「添える」は「主役を引き立たせるためにそばに置く」という意味。
「あしらう」を漢字で書くと「遇う」または「配う」となります。
「遇」は「もてなす」、「配」は「組み合わせる」という意味を持つ漢字です。
したがって、「対応する」という意味では「遇う」、「添える」という意味では「配う」と書くのが適しているでしょう。
あしらうの使い方
- クレーマーを上手にあしらう。
- 鼻先であしらわれて、腹が立った。
- 小花をあしらって料理を引き立てる盛り付け。
などのように使います。
スポンサーリンク
「客あしらい」もあるように
>単に「あしらう」だけで「いい加減に対応する」という意味を持つので注意しましょう。
いまだ接客業では普通に使うので上記の表現は元々の意味を偏向誘導している踏み込みすぎたものでは?
ご指摘、誠にありがとうございます。
「客あしらい」という言葉は初めて知り、大変勉強になりました。
記事を修正させていただきました。
また何かございましたら、ご指摘いただければ嬉しいです。