新元号「令和」の意味とは?由来・語原も解説

平成が終わり、5月1日からいよいよ新元号「令和(れいわ)がスタートします。
過去に日本で使われた元号は全部で247個。
新元号の「令和」は248個目の元号となります。

元号という制度が残っているのは世界中で日本だけです。
今後も末永く元号が使われ続けていくように願いを込めて、新元号の意味や由来についてご紹介します。

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令和の意味・由来

「令和」は万葉集からの出典です。
万葉集梅花の歌三十二首の序分にある「初春の令月にして気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」から引用されています。
意味としては「初春の何事をするにもよい月、空気は良く風もさわやかで、梅は鏡の前の美女がつけるおしろいのように開き、蘭は香水のように薫っている」というような意味です。

この歌は、天平2年に九州の大宰府で行われた梅をめでる宴で詠まれたようです。
新暦の2月初め頃、咲き誇る梅をめでながら30人以上が歌を詠んだとされています。
「おしろい」に喩えられていることから、どうやら「白梅」のようですね。

「令」はこれまで元号には使われておらず、「和」は昭和に使われていたことから、「令和」はかなり意外性のある元号ですが、意味を知ると、梅のイメージが浮かんできて、これから良い時代を迎えられそうな気になりますね。

平成、昭和、大正、、、日本の元号の意味・由来

大化から始まり平成までで247個の元号があります。
その中から主な元号の意味や由来についてご紹介します。

  • 平成(1989~2019)

平成は史記(しき=中国の歴史書)の「内平外成(内平かに外成る)」と書経(しょきょう=古代中国の歴史書)の「地平天成(地平かに天成る)」が由来になっており、「内外、天地ともに平和が達成される」という意味です。

  • 昭和(1926~1989)

昭和は書経の「百姓昭明、協和万邦」が由来になっており、国民の平和と世界の共存繁栄を願う、という意味です。
昭和は64年間続き、世界の歴史上、最も長く続いた元号です。
1989年1月7日に昭和天皇が崩御されたため、平成に改元されました。

  • 大正(1912~1926)

大正は易経(えききょう=古代中国の占いの書物)の「大亨以正、天之道也(大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり)が由来で、天の徳が支障なくゆきわたり、政が正しく行われる、という意味です。
由来となった易経は、占いの理論や方法を説いた書物で、3500年も前に記されたとされています。

  • 明治(1868~1912)

明治は易経の「聖人南面而聴天下 嚮明而治(聖人南面して天下を聴き、明に 嚮 ( むか ) いて治む)が由来で、「聖人が北極星のように顔を南に向けてとどまることを知れば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味です。

  • 慶応(1865~1868)

慶応は文選(もんぜん=中国南北朝時代の詩文集)の「慶雲応輝(慶雲応(まさ)に輝くべし)が由来になっており、めでたい雲が出て全ての物が光輝く、という意味です。
慶応は江戸時代最後の元号です。

  • 元禄(1688~1704)

元禄(げんろく)は文選の「建立元勳、以歷顯祿、福之上也」が由来となっています。
元禄への改元の経緯については不明な点が多いとされています。
元禄15年2月14日、忠臣蔵のハイライトシーンである赤穂浪士達による吉良邸への討ち入りが起こります。

  • 応仁(1467~1469)

応仁は維城典訓(いじょうてんくん)の「仁之感物、物之応仁、若影随形、猶声致響」が由来となっています。
応仁元年に応仁の乱が起こりました。

  • 大化(645~650)

大化は日本初の元号です。
書経の「肆予大化誘我友邦君」、漢書(かんじょ=前漢の歴史書)の「古者修教訓之官務以徳善化民、已大化之後天下常亡一人之獄矣」、「宋書(そうしょ=中国南朝の宋の歴史書)」の「神武鷹揚、大化咸煕」が由来になっています。
大化2年に大化の改新が起こりました。

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